端正でありながら大胆な構成。重なる線と線に視線を動かされ誘われるモノトーンの景色の作品を制作する坂野有美と螺鈿や金属粉を用いた連続模様の奥に作家の見た景色が凝縮され、艶やかな漆の塗膜に視線が吸い込まれる木下幸の作品は素材とアプローチは違えども広がる景色を表現した共通した世界観があるよう感じられます。
会場でこの２作家の作品に描かれる景色に触れていただければ幸いです。
 
2024年12月7日（土）ー 12月22日（日）
11:00-17:00
水曜・木曜休廊
作家在廊日　12月7日(土) 木下、坂野ともに在廊
 
 
木下幸　Miyuki Kinoshita
2013 富山大学芸術文化学部デザイン工芸コース　卒業
2015 富山大学芸術文化学研究科　修了
2018 金沢卯辰山工芸工房　修了
現在石川県金沢市にて制作活動
 
坂野有美　Naomi Sakno
2013 沖縄県立芸術大学院造形芸術研究科生活造形専攻染織専修 修了
2016 金沢卯辰山工芸工房 修了
現在石川県内にて制作活動